生協学校構想 2
少なくとも次の点では設立委員の意見は一致しています。
まず、人間が中心の教育、あるいは学習でなければならないことは明らかです。
人間性、別の言葉でいうと、ヒューマニティです。
これが教育の根本をなさなければなりません。
むろん、各種の技術的・実務的な教育も必要です。
生協のいろんな仕事を処理していくうえに必要な、さまざまの技術や実務ももちろん重要です。
世の中が激変し、技術や方式が日に日に変わっている今日は、ことにそうです。
しかし、それだけで終わってしまっては本末転倒になります。
根本的には、生協の基本精神からして、なによりも「人格たる人間」が問題になるわけですから、人間やその人間の人格的な協同社会、それにかかわる教育がやはり核をなすのでなければなりません。
が、その場合、普通の学校でやっているような抽象的な議論だけでなく、生協の運動ですから、生活に密着し、地域に根をおろした学習や教育が進められるのでなくてはならないという点でも、共通の認識があります。
いずれにしても、一定の年齢の者に一定のカリキュラムをこなす今までの普通の学校教育とは違い、しかもたんなる職員研修でもカルチャー教室でもなくて、人間生活の基本と実際をふまえた体系的・本格的な教育と学習にもっていくべきだと思います。